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佐賀新聞押し紙事件

くら寿司の話で、もっと情けない話を思い出した。佐賀新聞の押し紙裁判についての迷走だ。
マスコミは報じないが、押し紙を巡って、佐賀地裁が、販売店が佐賀新聞に対し提起した販売店であることの地位の保全する仮処分申し立て事件で販売店が勝訴した。
そこで、弁護団が声明を出した(末尾のメディア黒書参照、この問題が国会で取り上げられたことなども記載されている佐賀地裁の裁判の内容や、押し紙の基礎知識もこれらを参照のこと)。
ところが、どういうけか佐賀新聞は、紙面で反論することなく、その声明が名誉棄損であると抗議文を出してきたそうだ。
少なくとも、弁護団声明は、誹謗中傷する内容ではない。寧ろ、全国の新聞社で、掲示し、記者が皆見てほしい内容だ。
それはともかく、佐賀新聞側が、弁護団声明が誤った事実を述べているとするなら、くら寿司のところで述べたように、まず佐賀新聞の立場から正しい事実を指摘するとか、きちんと反論するのが筋だ。
しかも、自分の新聞で書いたらどうなの?と言いたい。自分が批判された時に、寿司屋さんが、消費者を忘れて大人げなく圧力者になるのもいただけないが、新聞社はそれ以前に、言論とか、意見表明が普通にどうあるべきかをわかっていないということがとても情けない。、言論(批判されたこと)には言論である(more speech)。自身が当事者なのだから、紙面で述べたら良いし、再反論も認めたらいいし、読者の批判も仰ぐのが正しい道筋ではないのか。
「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」(本来は対公権力の問題だが)
もし、佐賀新聞が、今回の件で会社を潰すという脅迫を受けていたら、それはとことん守りますよ!
しかし、ここで守るべき立場などない。攻撃されているわけではないのだ。
むしろ、物情けない話として、物事をどう伝えるか、意見はどういうべきか、説教をしたい。本来なら釈迦に説法というべき内容だ。
そうそう、佐賀新聞は、いろんな事件でデータを利用させてもらうことが多い地方紙だったのだが。データは共同配信のものも多いが、私は、佐賀新聞はどう考えるか、と社説を見ることもあった。こんな新聞だったとは残念である。

以下、参考サイト
「押し紙」の実態
佐賀新聞・販売店が提起した仮処分申し立て事件、販売店が勝訴、実質的に佐賀新聞の「押し紙」政策を認定
http://www.kokusyo.jp/oshigami/11159/
NO!残紙キャンペーンサイト
http://no-zanshi.com/
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